パスカル・ネミロフスキ 1962年フランスに生まれる。1981年、アメリカのジュリアード音楽院に奨学生(Steinway & Freundlich Fund)として入学し、ヨゼフ・ホフマンの弟子である、ナディア・レイゼンベルグ、またヨゼフ・レヴィーンや、テオドル・レシェティツキ門下の代表であるアルトゥル・シュナーベルの弟子であったアデーレ・マーカスに師事する。その後、1984年にパリに移り、フランス・クリダとアレクシス・ワイセンベルクに師事。
アメリカ、アジア、ヨーロッパなどで数々のマスタークラスやコンサートを行い、またその様子がラジオ、テレビなどで放送されている。France 3 に於けるアラン・デュアル司会の「Pascal Nemirovski, un pianiste hors normes」(型破りのピアニスト、パスカル・ネミロフスキ)では、52分間のテレビプログラムが組まれた。
1989年、ウラディーミル・スピヴァコフの要請により、コルマール国際音楽祭にてマスタークラスを設立。ドミトリー・バシュキーロフ、パスカル・ドゥヴァイヨン、ゲイリー・グラフマン、ジャン=フランソワ・エッセール、ウラジーミル・クライネフ、ユーディ・メニューインらの内、最年少の講師となる。この音楽祭は、パリ国立音楽院(フランス)、カーティス音楽学校(アメリカ)、英国王立音楽院(イギリス)、モスクワ音楽院(ロシア)、ジュリアード音楽院(アメリカ)などと言った国際的に有名な音楽大学を集結させるものとなった。
1995年、ルーブル美術館のオーディトリアムにてリサイタルを行い、それを最後に公開演奏の舞台から引退し、「芸術性と人間性の交換、また人間の知識と向上において、無限の広がりを持つ源」である、ピアノ音楽研究と教育活動とに専念。
フランス、韓国、アメリカ、日本やロシアなどからの生徒を教え、中でも、リーズ・ドゥ・ラ・サールが著名な弟子にいる。また各国でのマスタークラス、国際音楽コンクール審査員などにも活動的である。
2004年、ショパン、プロコフィエフ、そしてスクリャービンを中心としたCD「天と地の間で(Entre ciel et terre)」をリリース。
2007年より、毎7月上旬にエヴィアン国際ピアノコース(フランス)を設立し、そこでマスタークラスを開く。また2008年よりナンシーヨーロッパ音楽マスタークラスでも教え始める。
2006年、ロンドンの英国王立音楽院(Royal Academy of Music)のピアノ教授として迎えられる。
スタインウェイアーティストのひとりである。